カリンバの制作

今から30年前に仕事で長期出張をした西アフリカに位置するニジェール共和国で『ンビラ』という楽器に出会い、運よくその楽器を制作する方より『ンビラ』の制作方法を伝授してもらいました。

実はこの『ンビラ』はカリンバのことで、アフリカのサハラ砂漠に染み渡るオルゴールに似た音色は本当に美しいものでした。帰国後に幾つか制作したものの、制作する時間がなくてそれっきりとなっていましたが、都合の良い材料が入手できたことをきっかけに30年ぶりにカリンバを制作してみました。

カリンバは東アフリカのタンザニア周辺の楽器と言われていますが、アフリカではどこでも打楽器類の演奏が盛んで私の行ったニジェール、マリやブルキナファッソ等で見ることができましたが、形、大きさや音色は多種多様でした。また、インドネシアを中心としたアジア地域でもカリンバを見ることができるようです。

今回制作したカリンバは上記の地域を原産とする木材を中心に使用してみましたが、アフリカ産のパドック、アジア産のカリンや黒檀及び中南米産のローズウッドと全て硬い材が中心になるため加工が非常に大変です。

ニジェールで伝授を受けた11本リードで制作しています。本当は鋼材の線から叩き出してリードを制作しますが、時間とコストセーブを考えてリボン鋼をリードとして使用しています。

調音はペンタトニックのアフリカンスケールとペンタトニックのコードスケールで当初制作していましたが、このスケールは即興的に弾く方にはいいのですが、日本人は即興的より楽譜を見て弾く方が圧倒的に多いのでC調7音階スケールで調音したものを中心に制作してみました。

音響効果を考えて現在はプレートタイプからウクレレの様な音響スペースを持ったカリンバの制作を少しずつ進めています。

またご報告しますね。

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