昨日開催された辻堂ローカルマーケットで空いていた時間にコードの編み込み、フィッシュフックとコードのジョイント作業、最後の微調整から木材の磨き作業を行い完成させたフィッシュフックネックレスになります。
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ウクレレや硬木から様々な作品を製作していると色々な手法がわかってきます。今回の素材、マサランドゥーバは非常に硬くてハンドピースで削ると直ぐに素材の油分の影響で焦げてしまいますので、こういう素材はヤスリとスクレーパーでシェイプするのが基本になります。
そして、光らせるために木製のフィッシュフックを販売しているショップの方でもクリアラッカー、ポリエステル、エポキシ、ウレタン等でコーティング処理をされますが、実はこの仕上げを施すと数年後には必ず木材の油分で剥離現象が起きてしまいます。私はこの事を屋久杉でウッドフィンを製作して、エポキシ樹脂で仕上げて見事に経験してしまった事を受けて、wavers designではこの様な仕上げは一切施していません。
以前にもヒント的には紹介していますが、同じ硬さのもの同士で研磨する事で最大の輝きを発する作品に仕上げる事ができます。
この状態は600番のサンドペーパーで研磨した状態になりますが、多くの製作家はこの程度もしくは更に番手の細かいサンドペーパーで仕上げて前述のコーティング仕上げに入ります。
ここからフィッシュフック本体と留め具のトグル部分を擦り合わせて丹念に仕上げて行きます。
こんな感じに仕上がります。そして使い込んでいくと自分の肌と触れ合って更に素晴らしい輝きと色になって行きます。こういう点が木製アクセサリーの楽しみであり醍醐味でもあります。
こういうノウハウは一朝一夕ではわからない、非常に奥深い話になりますのでこのあたりでやめておきます。更に詳しくお知りになりたい方はイベント会場でゆっくりとお尋ねください。
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