本日は午後からの作業で、ウクレレ本体にライニングを接着しようと思いストックを見ると、カホンとカリンバの製作で全て使用していることが判明、在庫なし。
ライニングとはウクレレのサイドボードにサウンドボードとバックを貼るためののりしろ的な材料ですが、この部分の出来具合で結構音に影響がしてくる部分ということで、各ウクレレビルダーにはこだわりがあります。
私は立派な工房があるわけではないので、作業性+程よい音のハーモニーを重視してスプルースでライニングを製作しています。もちろん、手鋸での切り出しになります。今日は全長90cmのスプルース材に5mm間隔で切り込みを入れて、その後に切り込み幅を広めるためにサンディングをして切り込み幅を広くしてカーブ対応したライニングに仕上げました。
モールドに入れるとこんな感じです。
ライニングの幅は約12mmとウクレレにしては大きめなサイズですが、これは音響を100%伝えるために考えたサイズです。
厚さは5mmとしています。溝切りの間隔は5mmでその後サンドペーパーで溝幅を広げています。
私の様に拘りがあるビルダーはライニングを切り出しますが、結構サプライヤーから購入してしまうビルダーも多い様です。音にこだわりを持つと人任せは絶対にできませんね。
今回製作して、いろいろなことを考えてこのウクレレのサウンドとバックサイドが真逆になりました。どうしても、サウンドボードにはハカランダで縁取りをするとこうなってしまいました。
いつものことですが、結構こだわりのエキップメントになってしまいます。明日にはバックサイドのライニングが完成する予定です。
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